海老で鯛を釣る//イラストレーション勉強中(パレットクラブ16期卒)日々の生活をイラストレーションと写真で紹介します。
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2014/09/18 (Thu) 川端康成の小説の挿絵

秋めいてきましたね。秋と言えば読書です。

『えび新聞』を置かせてもらっている中島古書店で、
川端康成の文庫本を見つけました。というより、
加山又造の挿画本を見つけました。
『美しさと哀しみと』というタイトルのこの本は
1961(昭和36)年から1963(昭和38)年にかけて

『婦人公論』で連載された小説だそうで、おそらく
加山氏の挿絵も連載当時のものと思われます。
IMG_1559.jpg 
『美しさと哀しみと』川端康成・著 中公文庫

残念ながら解説では加山氏の挿画についてなにも触れられて

いませんが、この小説のヒロインが日本画家だという

こともあって加山氏の挿絵は彼女が描いたかのような

風景画で構成されています。挿絵だけ見て、物語の内容を

理解出来るものもありますが、この小説の挿絵のいたって

は、絵を見たところで、内容はまったく把握できません。

物語の舞台は、京都と鎌倉というふたつの古都なので、

それぞれのわかりやすい名所が挿入されてゆきます。

しかし、いわゆる名所案内的な感じではなく、まったく

人物が描かれていない風景は、主人公の哀しみ(もしく

は狂気)の心象風景として描かれているようでした。

この物語はあらすじだけすくって読むとスキャンダラスで

エキセントリックな登場人物に翻弄されてしまいそうですが、

その底辺に流れているテーマは川端康成の芸術論だと取れます。

おなじ芸術家として加山又造はそれを受け止めて挿画を

手がけたと想像できます。そう思うと、連載当時、

加山氏が原稿を受け取って、どのような制作過程を

踏んでいったのか、知りたいところでもあります。

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